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テリパラチド(遺伝子組換え)

フォルテオ骨粗鬆症治療剤

テリパラチドは骨折の危険性が高い骨粗鬆症に使われる注射薬です。副甲状腺ホルモンの働きを応用し、骨を作る細胞を活性化させて新しい骨を生み出します。

テリパラチド(遺伝子組換え)は副甲状腺ホルモン製剤として、日本ではフォルテオ皮下注キットの名称で流通しています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(フォルテオ皮下注キット600μg、日本イーライリリー株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

骨には「作るチーム」と「壊すチーム」があり、テリパラチドは1日1回の間欠的な投与によって「作るチーム」の骨芽細胞を活発に働かせ、「壊すチーム」を上回るペースで新しい骨を作らせます。

平易に言うと

テリパラチドはヒトの副甲状腺ホルモンの一部を模した製剤です。毎日1回注射することで骨芽細胞が活性化され、破骨細胞の働きを上回る骨新生が促されます。これにより骨量が増え、骨折のリスクが下がります。

詳しく

テリパラチド(遺伝子組換え)は内因性のヒト副甲状腺ホルモンのN末端フラグメント(34アミノ酸)です。1日1回の間欠的投与により、骨梁および皮質骨の内膜・外膜面において骨芽細胞機能が活性化され、破骨細胞機能を上回る骨新生が誘発されます。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

テリパラチドが作るチームを働かせる

副甲状腺ホルモン受容体(PTH1受容体)テリパラチド(遺伝子組換え)骨量が増え骨折のリスクが下がる
  1. 骨には作るチームと壊すチームがある。
  2. ヒトの副甲状腺ホルモンの一部を模した製剤を毎日1回打つ。
  3. 骨芽細胞が活性化され、破骨細胞の働きを上回る骨新生が促される。
  4. 1日1回の間欠的投与で骨梁と皮質骨の内外面で骨形成が進む。
骨粗鬆症治療剤(テリパラチド(遺伝子組換え))の作用イメージ

ターゲット:副甲状腺ホルモン受容体(PTH1受容体)

骨芽細胞に発現する受容体で、副甲状腺ホルモンが間欠的に結合すると骨形成を促すシグナルを伝えます。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 骨折の危険性の高い骨粗鬆症

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(フォルテオ皮下注キット600μg)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。