セクキヌマブ(遺伝子組換え)
セクキヌマブは炎症性サイトカイン IL-17A を選択的に中和するヒト型モノクローナル抗体製剤です。乾癬などの免疫反応が過剰になった皮膚疾患で、皮疹の改善に用いられます。
セクキヌマブ(遺伝子組換え)は IL-17A を標的とするヒト型モノクローナル抗体製剤であり、日本では乾癬をはじめとする免疫性炎症疾患に対して皮下注射製剤(コセンティクス)が承認されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(コセンティクス皮下注150mgペン、ノバルティスファーマ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
乾癬の炎症は、IL-17A という「炎のメッセンジャー」が皮膚の細胞に次々と指令を送り続けている状態に似ています。セクキヌマブはこのメッセンジャーを捕まえて封じ込み、皮膚への炎の伝達を断ちます。
平易に言うと
セクキヌマブは体内の IL-17A というタンパク質にだけ結合する抗体です。IL-17A が受容体と結びつくのを防ぐことで、皮膚の炎症や角化の異常を抑えます。皮下注射で投与され、適応疾患に応じて定期的に使用されます。
詳しく
セクキヌマブは、ヒト抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体であり、炎症性サイトカインであるIL-17Aと結合し、IL-17AのIL-17受容体への結合を阻害することにより、その活性を中和する。IL-17Aは乾癬の病態において中心的な役割を果たすサイトカインであり、その中和により表皮の過増殖と炎症性浸潤が抑制される。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
皮下注射で投与され、適応疾患に応じて定期的に使用されます
- 乾癬の炎症は、IL-17A という「炎のメッセンジャー」が皮膚の細胞に次々と指令を送り続けている状態に似ています。
- セクキヌマブは体内の IL-17A というタンパク質にだけ結合する抗体です。
- セクキヌマブは、ヒト抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体であり、炎症性サイトカインであるIL-17Aと結合し、IL-17AのIL-17受容体への結合を阻害することにより、その活性を中和する。
- IL-17A が受容体と結びつくのを防ぐことで、皮膚の炎症や角化の異常を抑えます。
ターゲット:インターロイキン-17A(IL-17A)
免疫細胞から分泌される炎症性サイトカインの一つ。皮膚や関節で過剰に産生されると、炎症や組織障害を引き起こします。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 既存治療で効果不十分な下記疾患:尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎
- 既存治療で効果不十分な下記疾患:尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(コセンティクス皮下注150mgペン)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- コセンティクス 医薬品インタビューフォーム(2026年3月改訂 第23版)
ノバルティス ファーマ株式会社
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。