ルキソリチニブリン酸塩
ルキソリチニブはJAK1およびJAK2を選択的に阻害する経口の分子標的薬です。サイトカインシグナルを抑制し、造血・免疫機能の制御に働きます。
ルキソリチニブリン酸塩はJAK1/JAK2阻害作用を持つ経口の分子標的製剤です。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ジャカビ錠5mg、ノバルティスファーマ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
サイトカインという「伝令」がJAKという「中継局」を通じて細胞内に届くのを、ルキソリチニブが中継局のスイッチを切って伝令を止めるイメージです。
平易に言うと
ルキソリチニブはJAK1およびJAK2を選択的に阻害し、サイトカインや成長因子がSTATを介して細胞内に送るシグナル伝達を抑制します。これにより、過剰な造血や免疫応答が制御されます。
詳しく
ルキソリチニブはJAK1およびJAK2を選択的に阻害し、STAT等を介したサイトカインおよび成長因子のシグナル伝達を抑制することで、造血および免疫機能を制御します。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
JAK阻害薬の働き
- 細胞外のサイトカインが、細胞内のJAK酵素を活性化し、核へ信号を伝える。
- そのリレーは、免疫細胞内で炎症や病気の進行に関わる遺伝子を働かせる。
- JAK阻害薬が酵素の活性部位に入り込み、信号が伝わらなくなる。
- 下流の炎症遺伝子が静まり、症状が和らぐ。
ターゲット:JAK1 / JAK2(ヤヌスキナーゼ)
JAK1およびJAK2は、さまざまなサイトカインや成長因子の受容体下流に位置するチロシンキナーゼです。これらの酵素が活性化されるとSTATタンパク質を介して遺伝子発現が調節され、造血や免疫応答が制御されます。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 骨髄線維症
- 真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る)
- 造血幹細胞移植後の移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(ジャカビ錠5mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- ジャカビ 医薬品インタビューフォーム(2025年2月改訂 第13版)
ノバルティス ファーマ株式会社
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。