レナリドミド
レナリドミドは多発性骨髄腫を対象とする経口の抗悪性腫瘍剤です。免疫調節、腫瘍細胞の増殖抑制、血管新生阻害など複数の作用を介して抗腫瘍効果を示します。
レナリドミド水和物は多発性骨髄腫を対象とする経口カプセル製剤です。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(レブラミドカプセル2.5mg、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
多発性骨髄腫の細胞は、骨髄の中で「自分たちのための配管」を作りながら増え続けます。レナリドミドはその配管を断ち、腫瘍細胞自身の増殖も抑えることで、病気の進行を緩やかにします。
平易に言うと
レナリドミドはサイトカイン産生の調節、造血器腫瘍細胞に対する増殖抑制、そして血管新生の阻害という複数の働きを持つ薬剤です。これらの作用が合わさることで、多発性骨髄腫の腫瘍細胞の増殖を抑えます。
詳しく
レナリドミドは、サイトカイン産生調節作用、造血器腫瘍細胞に対する増殖抑制作用、血管新生阻害作用を有すると考えられる免疫調節性抗悪性腫瘍剤です。詳細な作用機序は完全に解明されていませんが、これらの多面的な作用が相まって抗腫瘍効果を示すものとされています。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
セレブロン調節薬の働き
- セレブロンはE3ユビキチンリガーゼ複合体の構成要素で、タンパク質に分解の目印(ユビキチン化)をつける。
- 薬がセレブロンに結合し、新たな対象タンパク質に目印をつけさせる。
- 目印のついたタンパク質は細胞内の分解機構へ送られる。
- 病気を促すタンパク質の量が減少する。
ターゲット:造血器腫瘍細胞および腫瘍血管新生
多発性骨髄腫では、異常な形質細胞が増殖し、骨髄内の正常な造血を妨げます。腫瘍周囲の血管新生も腫瘍の増殖を支援します。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 多発性骨髄腫
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(レブラミドカプセル2.5mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。