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インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

ノボラピッド超速効型インスリンアナログ製剤

インスリン アスパルトは食直前に注射して食後の血糖上昇を速やかに抑える超速効型インスリンアナログです。プロタミン配合製剤では持続作用も併せ持ちます。

インスリン アスパルトは超速効型インスリンアナログとして、インスリン療法が必要な糖尿病患者に用いられています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ノボラピッド30ミックス注 ペンフィル、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

インスリン アスパルトは二量体を作りにくい構造に変えたことで、注射後すぐにバラけて食後の血糖上昇に素早く対応します。

平易に言うと

インスリン アスパルトはインスリン B 鎖 28 位のプロリンをアスパラギン酸に置換したアナログで、皮下注射後に速やかに単量体へ解離し血中へ移行します。インスリン受容体に結合して骨格筋・脂肪組織での糖取り込みを促進し、肝臓での糖新生を抑制することで血糖を下げます。プロタミン配合製剤ではプロタミンの添加により解離が遅延し、血糖降下作用が持続します。

詳しく

インスリン アスパルトはインスリン B 鎖 28 位のプロリン残基をアスパラギン酸に置換したインスリンアナログであり、二量体形成を阻害する性質を有する。皮下注射後は六量体から急速に二量体、単量体へと解離して速やかに血中に移行し、インスリンレセプターに結合する。主な作用として、(1) 筋肉・脂肪組織における糖の取込み促進、(2) 肝臓における糖新生の抑制、(3) 肝臓・筋肉におけるグリコーゲン合成の促進、(4) 肝臓における解糖系の促進、(5) 脂肪組織における脂肪合成促進が認められる。プロタミンの添加により皮下組織における解離が遅延し血中への移行が緩徐となり、血糖降下作用が持続する。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

B鎖28位の置換でインスリン アスパルトが速く効く仕組み

インスリン受容体インスリン アスパルト(遺伝子組換え)食後の血糖上昇
  1. インスリン アスパルトはインスリン B 鎖 28 位のプロリン残基をアスパラギン酸に置換したインスリンアナログであり、二量体形成を阻害する性質を有する。
  2. 皮下注射後は六量体から急速に二量体、単量体へと解離して速やかに血中に移行し、インスリンレセプターに結合する。
  3. プロタミンの添加により皮下組織における解離が遅延し血中への移行が緩徐となり、血糖降下作用が持続する。
  4. 主な作用として、(1) 筋肉・脂肪組織における糖の取込み促進、(2) 肝臓における糖新生の抑制、(3) 肝臓・筋肉におけるグリコーゲン合成の促進、(4) 肝臓における解糖系の促進、(5) 脂肪組織における脂肪合成促進が認められる。
超速効型インスリンアナログ製剤(インスリン アスパルト(遺伝子組換え))の作用イメージ

ターゲット:インスリン受容体

インスリンが結合すると、骨格筋や脂肪細胞での糖取り込みが促進され、肝臓での糖産生が抑えられる受容体です。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • インスリン療法が適応となる糖尿病

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(ノボラピッド30ミックス注 ペンフィル)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。