エレヌマブ(遺伝子組換え)
エレヌマブは片頭痛の発作が頻繁に起こる患者さんの発症抑制に使われる抗体製剤です。CGRP受容体に直接結合し、片頭痛に関わるシグナルの伝達をブロックします。
エレヌマブ(遺伝子組換え)は抗CGRP受容体抗体製剤として、日本ではアイモビーグ皮下注の名称で流通しています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アイモビーグ皮下注70mgペン、アムジェン株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
片頭痛の発作にはCGRPという「警報物質」が受容体という「受信機」に届くことが関わっていますが、エレヌマブはこの受信機に蓋をして警報が伝わらないようにします。
平易に言うと
エレヌマブはCGRP受容体に直接結合するヒトIgG2モノクローナル抗体です。内因性のCGRPが受容体に結合するのを防ぐことで、片頭痛発作の発現に関与するCGRP受容体シグナルの伝達を阻害し、片頭痛の発症を抑制します。
詳しく
エレヌマブ(遺伝子組換え)はカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体に直接作用するヒトIgG2モノクローナル抗体です。内因性のCGRPのCGRP受容体への結合を防ぐことにより、片頭痛発作の発現に関与するとされるCGRP受容体シグナルの伝達を阻害し、片頭痛発作の発症抑制作用を示します。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
エレヌマブが受容体に蓋をして警報を止める
- 片頭痛発作にはCGRPという警報物質が受容体という受信機に届くことが関わっている。
- エレヌマブはCGRP受容体に直接結合するヒト型モノクローナル抗体である。
- 内因性のCGRPが受容体に結合するのを防ぐ。
- 警報の伝達が遮られ、片頭痛の発症が抑制される。
ターゲット:CGRP受容体
カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)が結合して片頭痛発作に関与するシグナルを伝える受容体です。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 片頭痛発作の発症抑制
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(アイモビーグ皮下注70mgペン)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- アイモビーグプロファイル:アイモビーグの作用機序
アムジェン株式会社
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。