ベネトクラクス
ベネクレクスタは慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫、及び急性骨髄性白血病の治療に用いられるBCL-2阻害剤です。抗アポトーシス作用を有するBcl-2に結合してその作用を阻害することにより、アポトーシスを誘導すると考えられています。
ベネクレクスタは慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫、及び急性骨髄性白血病の治療に用いられる抗悪性腫瘍剤(BCL-2阻害剤)です。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ベネクレクスタ錠10mg、アッヴィ合同会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
腫瘍細胞の中には、Bcl-2という「死なせないための盾」の働きに守られて、アポトーシス(プログラムされた細胞死)に至らず生き残り続けるものがあります。ベネクレクスタはこの盾(Bcl-2)に結合して働きを止めることで、腫瘍細胞にアポトーシスを誘導すると考えられています。
平易に言うと
ベネクレクスタの有効成分ベネトクラクスは、抗アポトーシス作用を有するBcl-2に結合し、その抗アポトーシス作用を阻害することによりアポトーシスを誘導すると考えられています(添付文書18.1)。
詳しく
ベネトクラクスは抗アポトーシス作用を有するBcl-2に結合し、抗アポトーシス作用を阻害することによりアポトーシスを誘導すると考えられている(添付文書18.1)。薬効分類上、本剤は抗悪性腫瘍剤(BCL-2阻害剤)に分類される。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
BCL-2阻害薬の働き
- 一部のがん細胞はBCL-2を過剰に作り、アポトーシス(プログラム細胞死)を妨げている。
- 薬がBcl-2に結合してその抗アポトーシス作用を阻害し、アポトーシスの誘導に至る。
- BCL-2に依存していたがん細胞がアポトーシスを起こす。
- 不要ながん細胞が除去され、腫瘍が縮小する。
ターゲット:Bcl-2
Bcl-2は抗アポトーシス作用(細胞死を抑える働き)を有する分子です。本剤はBcl-2に結合してその抗アポトーシス作用を阻害することにより、アポトーシスを誘導すると考えられています。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
- 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫
- 急性骨髄性白血病
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(ベネクレクスタ錠10mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。