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アダリムマブ

ヒュミラヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤

アダリムマブはTNFαを特異的に中和するヒト型モノクローナル抗体製剤です。炎症性サイトカインであるTNFαの働きを抑えることで、関節リウマチや乾癬などの炎症性疾患の症状を軽減します。

アダリムマブはTNFαを標的とするヒト型モノクローナル抗体製剤であり、日本ではヒュミラ皮下注として様々な炎症性疾患に用いられています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mL、アッヴィ合同会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

炎症が「消えない火事」のように体内で燃え続けている状態に例えると、アダリムマブはその火事に水をかけて消す消防車のような薬です。TNFαという炎症を促す物質を捉えて中和することで、過剰な炎症反応を鎮めます。

平易に言うと

アダリムマブはTNFα(腫瘍壊死因子α)という炎症性サイトカインに特異的に結合するヒト型モノクローナル抗体です。TNFαが細胞表面の受容体と結びつくのを防ぐことで、TNFαの生物学的活性を中和します。その結果、TNFαによって引き起こされる炎症反応が抑えられます。

詳しく

アダリムマブはTNFに特異的に結合し、細胞表面のp55及びp75TNF受容体とTNFの相互作用を阻害することでTNFの生物活性を中和する。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

過剰な炎症反応を鎮めます

細胞表面のp55及びp75TNF受容体アダリムマブTNFαによって引き起こされる炎症反応
  1. 炎症が「消えない火事」のように体内で燃え続けている状態に例えると、アダリムマブはその火事に水をかけて消す消防車のような薬です。
  2. アダリムマブはTNFα(腫瘍壊死因子α)という炎症性サイトカインに特異的に結合するヒト型モノクローナル抗体です。
  3. TNFαが細胞表面の受容体と結びつくのを防ぐことで、TNFαの生物学的活性を中和します。
  4. アダリムマブはTNFに特異的に結合し、細胞表面のp55及びp75TNF受容体とTNFの相互作用を阻害することでTNFの生物活性を中和する。
TNF阻害剤(アダリムマブ)の作用イメージ

ターゲット:TNFα(腫瘍壊死因子α)

免疫細胞から産生される炎症性サイトカイン。TNFαが細胞表面の受容体に結合すると、炎症反応や免疫応答が活性化されます。自己免疫疾患ではTNFαが過剰に産生され、慢性的な炎症や組織障害を引き起こします。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患:多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
  • 中等症又は重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患:X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎
  • 関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
  • 化膿性汗腺炎
  • 壊疽性膿皮症
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患:尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患:強直性脊椎炎
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患:腸管型ベーチェット病
  • 既存治療で効果不十分な下記疾患:非感染性の中間部、後部又は汎ぶどう膜炎
  • 中等症又は重症の活動期にあるクローン病の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mL)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。