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チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩

スピオルトCOPD治療配合剤

チオトロピウム・オロダテロール配合剤は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の維持吸入薬です。長時間作用性の抗コリン薬とβ2刺激薬を一つのデバイスに組み合わせ、気道の拡張と症状の緩解を一日一度の吸入で目指します。

チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩はCOPDの維持療法に用いられる長時間作用性抗コリン薬・β2刺激薬配合吸入剤であり、日本では日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社よりスピオルトレスピマット28吸入として販売されています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

COPDでは気道の筋肉が縮こまったまま緩みにくくなり、空気の通り道が狭くなっています。この配合剤は「締まったドア」を二つの鍵——一方はアセチルコリンのブレーキを外し、もう一方はリラックスのスイッチを入れる——で同時に開け、呼吸の通り道を広く保ちます。

平易に言うと

チオトロピウムは気道平滑筋のムスカリン受容体を長時間にわたり阻害し、気道が狭くなるのを抑えます。オロダテロールはβ2受容体を刺激して気道の筋肉をリラックスさせます。二つの成分が協力して、COPD患者さんの気道を一日を通じて広く保ちます。

詳しく

チオトロピウム臭化物水和物はムスカリン受容体、特にM3受容体に対して長時間かつ反復的に阻害作用を示す抗コリン薬です。オロダテロール塩酸塩はβ2アドレナリン受容体に対する選択的な部分作動薬であり、気道平滑筋を弛緩させます。両剤の配合により、COPDにおける気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解が期待されます。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

抗コリン薬とβ2刺激薬が協力して気道を広く保つ

ムスカリンM3受容体・β2アドレナリン受容体チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩気道の拡張
  1. COPDでは気道の筋肉が縮こまったまま緩みにくくなり、空気の通り道が狭くなっています。
  2. チオトロピウムは気道平滑筋のムスカリン受容体を長時間にわたり阻害し、気道が狭くなるのを抑えます。
  3. オロダテロールはβ2受容体を刺激して気道の筋肉をリラックスさせます。
  4. 二つの成分が協力して、COPD患者さんの気道を一日を通じて広く保ちます。
COPD治療配合剤(チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩)の作用イメージ

ターゲット:ムスカリンM3受容体・β2アドレナリン受容体

チオトロピウムは気道平滑筋のムスカリンM3受容体を長時間阻害し、アセチルコリンによる気道収縮を抑えます。オロダテロールはβ2アドレナリン受容体を刺激して気道平滑筋を弛緩させます。両剤の相補的な作用により気道が持続的に拡張されます。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(スピオルトレスピマット28吸入)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。