ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
ダビガトランは非弁膜症性心房細動における脳卒中予防に用いられる直接トロンビン阻害剤です。トロンビンの活性部位に直接結合し、フィブリン形成を阻害することで血栓ができるのを抑えます。
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩は非弁膜症性心房細動患者における脳卒中予防に用いられる直接トロンビン阻害剤であり、日本では日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社により販売されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(プラザキサカプセル75mg)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
血栓ができる過程で、トロンビンは「最後の糊付け係」のようにフィブリンという網を作り血を固めます。ダビガトランはこの糊付け係の働きを直接止めて、血栓ができるのを防ぎます。
平易に言うと
ダビガトランは体内で活性代謝物となり、トロンビンの活性部位に選択的かつ可逆的に結合します。これによりフィブリノゲンからフィブリンへの変換を阻害し、血栓の形成を抑えます。非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制に使われます。
詳しく
活性代謝物であるダビガトランは選択的かつ可逆的にトロンビンの活性部位に結合し、フィブリノゲンからフィブリンに変換するトロンビンの触媒反応を阻害します。直接トロンビン阻害剤として、抗凝固作用を示します。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
血栓ができるのを防ぎます
- 血栓ができる過程で、トロンビンは「最後の糊付け係」のようにフィブリンという網を作り血を固めます。
- 活性代謝物であるダビガトランは選択的かつ可逆的にトロンビンの活性部位に結合し、フィブリノゲンからフィブリンに変換するトロンビンの触媒反応を阻害します。
- これによりフィブリノゲンからフィブリンへの変換を阻害し、血栓の形成を抑えます。
- 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制に使われます。
ターゲット:トロンビン
血液凝固のカスケード最終段階でフィブリノゲンをフィブリンに変換する酵素です。血栓形成の中心的な役割を担います。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(プラザキサカプセル75mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- プラザキサカプセル75mg/110mg 医薬品インタビューフォーム(2025年11月改訂 第21版)
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。