ニボルマブ
ニボルマブは悪性黒色腫に対して用いられるヒト型抗PD-1モノクローナル抗体製剤です。がん細胞がT細胞の攻撃を逃れる仕組みを遮断し、免疫による腫瘍攻撃を再び活性化します。
ニボルマブ(遺伝子組換え)は悪性黒色腫を適応とする抗悪性腫瘍剤であり、日本ではオプジーボ点滴静注20mg(小野薬品工業株式会社)が流通しています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
がん細胞はT細胞に対して「攻撃しないで」という合図(PD-L1)を送り、免疫の監視から逃れます。ニボルマブはその合図を受け取るアンテナ(PD-1)を覆うことで、T細胞が再びがん細胞を攻撃できるようにします。
平易に言うと
ニボルマブはヒトPD-1に対する抗体であり、PD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害します。これにより、がん抗原特異的なT細胞の増殖や活性化、細胞傷害活性が増強され、腫瘍の増殖が抑制されると考えられます。
詳しく
ニボルマブはヒトPD-1に対するヒト型モノクローナル抗体です。PD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害し、がん抗原特異的なT細胞の増殖、活性化および細胞傷害活性の増強等により、腫瘍増殖を抑制すると考えられます。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
ニボルマブ(ヒト型抗PD-1抗体)がT細胞の抗腫瘍応答を回復させる仕組み
- ニボルマブはヒトPD-1に対するヒト型モノクローナル抗体です。
- PD-1はT細胞の表面に発現する受容体で、がん細胞側のPD-L1やPD-L2と結合するとT細胞の働きが抑制されます。
- ニボルマブはこのPD-1に結合してリガンドとの結合を遮断し、T細胞の抗腫瘍応答を回復させます。
- がん抗原特異的なT細胞の増殖、活性化および細胞傷害活性の増強等により、腫瘍増殖を抑制すると考えられます。
ターゲット:PD-1(プログラムデス1)受容体
PD-1はT細胞の表面に発現する受容体で、がん細胞側のPD-L1やPD-L2と結合するとT細胞の働きが抑制されます。ニボルマブはこのPD-1に結合してリガンドとの結合を遮断し、T細胞の抗腫瘍応答を回復させます。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 悪性黒色腫
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(オプジーボ点滴静注20mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。