イサツキシマブ(遺伝子組換え)
サークリサはヒトCD38に結合する遺伝子組換えキメラモノクローナル抗体です。抗体依存性細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞貪食(ADCP)、補体依存性細胞傷害(CDC)及びアポトーシス誘導を介して、腫瘍の増殖を抑制すると考えられています。
イサツキシマブは抗CD38モノクローナル抗体であり、日本ではサノフィ株式会社よりサークリサ点滴静注100mg・同500mgとして販売されています(同一品目群にサークリサ皮下注1400mgが追加されています)。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(サークリサ点滴静注100mg、サノフィ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
サークリサは「CD38という目印をつけた腫瘍細胞に、体の免疫システムを集めて攻撃させる」薬です。いくつかの異なる経路で腫瘍細胞を排除します。
平易に言うと
サークリサはヒトCD38に結合するモノクローナル抗体です。結合することで、(1) 抗体依存性細胞傷害(ADCC)、(2) 抗体依存性細胞貪食(ADCP)、(3) 補体依存性細胞傷害(CDC)といった複数の免疫機序を活性化し、さらにアポトーシスを誘導することにより腫瘍増殖を抑制します。
詳しく
イサツキシマブは、ヒトCD38に結合し、抗体依存性細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞貪食(ADCP)及び補体依存性細胞傷害(CDC)活性並びにアポトーシスを誘導すること等により、腫瘍の増殖を抑制すると考えられています。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
イサツキシマブが目印で免疫を集めて攻撃する
- サークリサは「CD38という目印をつけた腫瘍細胞に、体の免疫システムを集めて攻撃させる」薬です。
- いくつかの異なる経路で腫瘍細胞を排除します。
- サークリサはヒトCD38に結合するモノクローナル抗体です。
- 結合することで、(1) 抗体依存性細胞傷害(ADCC)、(2) 抗体依存性細胞貪食(ADCP)、(3) 補体依存性細胞傷害(CDC)といった複数の免疫機序を活性化し、さらにアポトーシスを誘導することにより腫瘍増殖を抑制します。
ターゲット:CD38
CD38は本剤が結合する標的(ヒトCD38)であり、赤血球表面にも発現しています。後者のため、本剤は輸血前検査(間接クームス試験)に干渉することがあります。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 多発性骨髄腫
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(サークリサ点滴静注100mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- DailyMed 医薬品添付文書(SARCLISA)
DailyMed, U.S. National Library of Medicine
- 海外がん医療情報リファレンス(日本癌医療翻訳アソシエイツ) Isatuximab-irfc[イサツキシマブ]
一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT)
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。