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デュピルマブ

デュピクセント皮下注ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体

デュピルマブはIL-4およびIL-13という2つの炎症性サイトカインのシグナルを同時に阻害するヒト型モノクローナル抗体です。既存治療で効果不十分な皮膚疾患の炎症を抑えるために用いられます。

デュピルマブ(遺伝子組換え)はヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体であり、日本ではサノフィ株式会社によりデュピクセント皮下注として販売されています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(デュピクセント皮下注300mgペン、サノフィ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

皮膚の炎症にはIL-4とIL-13という2つの「伝令」が関与しており、これらは同じ「受け皿」を使って細胞に指令を伝えます。デュピルマブはこの共通の受け皿をふさぐことで、2つの伝令が同時に届かないようにし、炎症の連鎖を断ちます。

平易に言うと

デュピルマブはヒトのIL-4受容体αサブユニットに特異的に結合する遺伝子組換えヒトIgG4モノクローナル抗体です。IL-4受容体αサブユニットはIL-4およびIL-13の両受容体に共有されているため、デュピルマブはこの2つのサイトカインのシグナル伝達を同時に阻害します。これにより、Type 2型炎症に関わる免疫反応が抑えられ、皮膚の炎症やかゆみが軽減されます。

詳しく

デュピルマブ(遺伝子組換え)は、ヒトインターロイキン-4(IL-4)およびインターロイキン-13(IL-13)受容体複合体が共有するIL-4受容体αサブユニットに特異的に結合するヒトIgG4モノクローナル抗体です。IL-4受容体αサブユニットに結合することで、IL-4およびIL-13の両シグナル伝達を阻害します。IL-4およびIL-13はアトピー性皮膚炎等のType 2炎症の病態において重要な役割を果たすサイトカインであり、これらのシグナルを遮断することで炎症性サイトカイン・ケモカインの産生抑制、好酸球の遊走抑制などの抗炎症作用を示します。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

デュピルマブが炎症の連鎖を断つ

IL-4受容体αサブユニット(IL-4/IL-13受容体複合体)デュピルマブシグナル伝達
  1. 皮膚の炎症にはIL-4とIL-13という2つの「伝令」が関与しており、これらは同じ「受け皿」を使って細胞に指令を伝えます。
  2. デュピルマブはヒトのIL-4受容体αサブユニットに特異的に結合する遺伝子組換えヒトIgG4モノクローナル抗体です。
  3. IL-4受容体αサブユニットはIL-4およびIL-13の両受容体に共有されているため、デュピルマブはこの2つのサイトカインのシグナル伝達を同時に阻害します。
  4. これにより、Type 2型炎症に関わる免疫反応が抑えられ、皮膚の炎症やかゆみが軽減されます。
ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体(デュピルマブ)の作用イメージ

ターゲット:IL-4受容体αサブユニット(IL-4/IL-13受容体複合体)

IL-4およびIL-13という2つのサイトカインが共有する受容体サブユニットです。これらのサイトカインが結合すると細胞内で炎症シグナルが伝達され、アトピー性皮膚炎などのType 2型炎症の病態に関与します。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 既存治療で効果不十分な下記皮膚疾患

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(デュピクセント皮下注300mgペン)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。