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サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル

アドエア喘息・COPD治療配合剤

アドエアは、長時間作用性の気管支拡張薬(サルメテロール)と吸入ステロイド薬(フルチカゾン)をひとつにした吸入薬です。気道を広げながら炎症をしずめ、吸入ステロイド単独ではコントロールしにくい気管支喘息の症状を長期的に抑えます。

アドエアは、吸入ステロイドと長時間作用性β2刺激薬の併用が必要な気管支喘息患者に用いられる配合吸入薬です。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アドエア100ディスカス28吸入用、グラクソ・スミスクライン株式会社)に基づき構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

気道は「腫れて細くなった水管」のようなものです。サルメテロールは水管のまわりの筋肉をほぐして太さを保ち、フルチカゾンはその内側の腫れ(炎症)を鎮めます。この二つを同時に吸うことで、息苦しさの予防と炎症の治療を一度に行えます。

平易に言うと

サルメテロールは、気管支の平滑筋にあるβ2受容体に作用して筋肉を弛緩させ、気道を広く保つ長時間作動型吸入β2刺激剤(LABA)です。フルチカゾンは合成副腎皮質ステロイドで、気道粘膜の炎症を抑えます。両者を配合することで、単剤より少ない吸入ステロイド量でも喘息症状をコントロールしやすくなります。発作が起きたときの即効薬ではなく、毎日継続して使う治療薬です。

詳しく

サルメテロールキシナホ酸塩は長時間作動型β2刺激剤であり、アデニル酸シクラーゼを活性化し細胞内の環状アデノシン一リン酸を増加させることで、気管支平滑筋を弛緩させる。フルチカゾンプロピオン酸エステルは合成副腎皮質ステロイドであり、グルココルチコイド受容体を刺激することにより抗喘息作用及び抗炎症作用を示す。両成分の配合により、気道拡張と気道炎症抑制を相補的に発揮する。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

息苦しさの予防と炎症の治療を一度に行えます

β2受容体サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル気道拡張と気道炎症抑制を相補的に発揮
  1. 気道は「腫れて細くなった水管」のようなものです。
  2. サルメテロールは、気管支の平滑筋にあるβ2受容体に作用して筋肉を弛緩させ、気道を広く保つ長時間作動型吸入β2刺激剤(LABA)です。
  3. フルチカゾンは合成副腎皮質ステロイドで、気道粘膜の炎症を抑えます。
  4. フルチカゾンプロピオン酸エステルは合成副腎皮質ステロイドであり、グルココルチコイド受容体を刺激することにより抗喘息作用及び抗炎症作用を示す。
配合吸入薬(サルメテロール・フルチカゾン)の作用イメージ

ターゲット:β2 アドレナリン受容体およびグルココルチコイド受容体

β2 受容体を介して気管支平滑筋を弛緩させ、グルココルチコイド受容体を介して気道粘膜の炎症をしずめます。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(アドエア100ディスカス28吸入用)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。