アジスロマイシン
アジスロマイシンはマクロライド系抗生物質に属する抗菌薬です。細菌のリボソームに結合してタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑えることで感染症を治療します。小児用の細粒製剤も用意されています。
アジスロマイシンは15員環マクロライド系抗生物質であり、日本ではジスロマック細粒小児用10%としてファイザー株式会社より販売されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ジスロマック細粒小児用10%、ファイザー株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
細菌は自分の体を作る「部品工場」で絶えずタンパク質を作り続けています。アジスロマイシンはその工場(リボソーム)のベルトコンベアを止めてしまい、細菌が自分の体を作れないようにすることで増殖を抑えます。
平易に言うと
アジスロマイシンは細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットに結合し、細菌がタンパク質を合成する働きを阻害します。これにより細菌の増殖が抑えられ、感染症が治療されます。15員環マクロライド系に分類され、組織内移行が良好で長い半減期を持つことが特徴です。
詳しく
アジスロマイシン水和物は細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットに結合し、ペプチジル転移反応を阻害することでタンパク合成を抑制します。15員環マクロライド系抗生物質に分類され、組織内濃度が持続的に高く保たれる薬物動態的特徴を有します。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
アジスロマイシンが細菌の部品工場を止める
- 細菌は自分の体を作る「部品工場」で絶えずタンパク質を作り続けています。
- 15員環マクロライド系に分類され、組織内移行が良好で長い半減期を持つことが特徴です。
- アジスロマイシンは細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットに結合し、細菌がタンパク質を合成する働きを阻害します。
- アジスロマイシンはその工場(リボソーム)のベルトコンベアを止めてしまい、細菌が自分の体を作れないようにすることで増殖を抑えます。
ターゲット:細菌70Sリボソーム50Sサブユニット
細菌のタンパク質合成を担うリボソームの大サブユニット。この部位に抗菌薬が結合することで、細菌の増殖に必要なタンパク質が作られなくなります。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 適応菌種に由来する感染症
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(ジスロマック細粒小児用10%/アジスロマイシン水和物)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- DailyMed 医薬品添付文書(ZITHROMAX)
DailyMed, U.S. National Library of Medicine
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。