アレクチニブ
アレクチニブはALK融合遺伝子陽性の固形癌に対して使われる分子標的治療薬です。ALKチロシンキナーゼの活性を阻害し、癌細胞の増殖を抑えることで腫瘍の進行を抑制します。
アレクチニブはALK阻害剤に分類される分子標的治療薬であり、日本ではアレセンサカプセル150mgとして中外製薬株式会社より販売されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アレセンサカプセル150mg、中外製薬株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
ALK融合遺伝子を持つ癌細胞は、常に「アクセルを踏み込んだまま」の状態になって増え続けています。アレクチニブはそのアクセルを押さえるブレーキのように働き、癌細胞の異常な増殖信号を止めます。
平易に言うと
アレクチニブはALK融合遺伝子陽性の癌細胞において、異常に活性化しているALKチロシンキナーゼの働きを阻害します。ALKチロシンキナーゼは癌細胞の増殖や生存に関わるシグナルを伝達する酵素で、これを阻害することで癌細胞の増殖が抑えられます。
詳しく
ALK融合遺伝子陽性の固形癌および未分化大細胞リンパ腫では、ALKチロシンキナーゼ活性が異常に亢進しており、癌化および腫瘍増殖に関与しています。アレクチニブはALKチロシンキナーゼ活性を阻害することにより、ALK融合遺伝子陽性の腫瘍細胞の増殖を抑制します。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
アレクチニブはそのアクセルを押さえるブレーキのように働き、癌細胞の異常な増殖信号を止めます
- ALK融合遺伝子を持つ癌細胞は、常に「アクセルを踏み込んだまま」の状態になって増え続けています。
- アレクチニブはALK融合遺伝子陽性の癌細胞において、異常に活性化しているALKチロシンキナーゼの働きを阻害します。
- ALK融合遺伝子陽性の固形癌および未分化大細胞リンパ腫では、ALKチロシンキナーゼ活性が異常に亢進しており、癌化および腫瘍増殖に関与しています。
- アレクチニブはALKチロシンキナーゼ活性を阻害することにより、ALK融合遺伝子陽性の腫瘍細胞の増殖を抑制します。
ターゲット:ALKチロシンキナーゼ(Anaplastic Lymphoma Kinase)
ALK融合遺伝子陽性の癌細胞ではALKチロシンキナーゼ活性が異常に亢進しており、癌化および腫瘍増殖の駆動因子として働いています。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- ALK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(アレセンサカプセル150mg/アレクチニブ塩酸塩)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。