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アフリベルセプト(遺伝子組換え)

アイリーア眼科用VEGF阻害剤

アフリベルセプトは滲出型加齢黄斑変性に伴う脈絡膜新生血管の増殖・漏出を抑える眼科用抗VEGF薬です。眼内の異常な血管新生に関わる増殖因子を捉え、視機能の維持に貢献します。

アフリベルセプト(遺伝子組換え)は滲出型加齢黄斑変性の治療に用いられる硝子体内注射用の抗VEGF融合タンパク質です。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アイリーア硝子体内注射液40mg/mL、バイエル薬品株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

目の奥で「余分な水道管」が伸びて漏水している状態を、アフリベルセプトが蛇口の上流で蓋をして流れを止めるようなイメージです。

平易に言うと

アフリベルセプトはVEGF-AやPlGFといった血管を増やす信号物質を捉えて働きを抑えます。これにより、網膜の下にできる異常な血管の増殖や血液成分の漏出が抑えられ、加齢黄斑変性に伴う視力低下の進行を遅らせます。

詳しく

アフリベルセプト(遺伝子組換え)は、ヒトVEGF受容体1および2の細胞外ドメインをヒトIgG1のFcドメインに結合した組換え融合糖タンパク質であり、可溶性デコイ受容体としてVEGF-Aおよび胎盤増殖因子(PlGF)に、本来の受容体よりも高い親和性で結合しその作用を阻害します。VEGF-Bにも結合します。滲出型加齢黄斑変性における病的な血管新生および血管漏出を抑制することで臨床効果を示します。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

アフリベルセプトが上流で流れを止める

VEGF-A / PlGF / VEGF-B(可溶性デコイ受容体による中和)アフリベルセプト(遺伝子組換え)視力低下の進行
  1. 目の奥で「余分な水道管」が伸びて漏水している状態を、アフリベルセプトが蛇口の上流で蓋をして流れを止めるようなイメージです。
  2. アフリベルセプトはVEGF-AやPlGFといった血管を増やす信号物質を捉えて働きを抑えます。
  3. VEGF-Bにも結合します。
  4. これにより、網膜の下にできる異常な血管の増殖や血液成分の漏出が抑えられ、加齢黄斑変性に伴う視力低下の進行を遅らせます。
眼科用VEGF阻害剤(アフリベルセプト)の作用イメージ

ターゲット:VEGF-A / PlGF / VEGF-B(可溶性デコイ受容体による中和)

網膜色素上皮細胞などが産生する血管内皮増殖因子(VEGF-A)や胎盤増殖因子(PlGF)は、脈絡膜新生血管の伸長・血管透過性亢進に関与します。アフリベルセプトはこれらのリガンドを捉えて不活性化する「デコイ受容体」として働きます。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(アイリーア硝子体内注射液40mg/mL)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。