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サシツズマブ ゴビテカン(遺伝子組換え)

トロデルビ抗悪性腫瘍剤/抗TROP-2抗体トポイソメラーゼⅠ阻害剤複合体

トロデルビはTROP-2を標的とする抗体薬物複合体(ADC)です。化学療法歴のあるホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、及び化学療法歴のあるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌に対して用いられます。腫瘍細胞内でSN-38が遊離し、DNA合成を阻害することで腫瘍増殖を抑制します。

サシツズマブ ゴビテカンは抗TROP-2抗体薬物複合体(ADC)であり、日本ではギリアド・サイエンシズ株式会社よりトロデルビ点滴静注用200mgとして販売されています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(トロデルビ点滴静注用200mg、ギリアド・サイエンシズ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

トロデルビは「TROP-2という目印を探して届く宅配便」です。腫瘍細胞に取り込まれると、中でDNA合成を阻害する薬(SN-38)が解放され、腫瘍細胞の増殖を抑えます。

平易に言うと

トロデルビは抗TROP-2ヒト化IgG1モノクローナル抗体と、トポイソメラーゼⅠ阻害作用を持つSN-38(イリノテカンの活性代謝物)をリンカーでつないだ抗体薬物複合体です。腫瘍細胞膜上のTROP-2に結合して細胞内に取り込まれ、リンカーの加水分解によりSN-38が遊離します。遊離したSN-38はDNA合成を阻害し、腫瘍増殖を抑制します。

詳しく

サシツズマブ ゴビテカンは、抗trophoblast cell surface antigen-2(TROP-2)ヒト化IgG1モノクローナル抗体と、トポイソメラーゼⅠ阻害作用を有するカンプトテシン誘導体であるSN-38(イリノテカンの活性代謝物)を、リンカーを介して共有結合させた抗体薬物複合体です。腫瘍細胞の細胞膜上に発現するTROP-2に結合し、細胞内に取り込まれた後にリンカーが加水分解され、SN-38が細胞内に遊離します。遊離したSN-38はDNA合成を阻害することにより、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられています。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

サシツズマブ ゴビテカンが目印を探して薬を届ける

TROP-2サシツズマブ ゴビテカン(遺伝子組換え)腫瘍増殖
  1. トロデルビは「TROP-2という目印を探して届く宅配便」です。
  2. トロデルビは抗TROP-2ヒト化IgG1モノクローナル抗体と、トポイソメラーゼⅠ阻害作用を持つSN-38(イリノテカンの活性代謝物)をリンカーでつないだ抗体薬物複合体です。
  3. 腫瘍細胞膜上のTROP-2に結合して細胞内に取り込まれ、リンカーの加水分解によりSN-38が遊離します。
  4. 遊離したSN-38はDNA合成を阻害し、腫瘍増殖を抑制します。
抗悪性腫瘍剤/抗TROP-2抗体トポイソメラーゼⅠ阻害剤複合体(サシツズマブ ゴビテカン)の作用イメージ

ターゲット:TROP-2

TROP-2(trophoblast cell surface antigen-2)は腫瘍細胞の細胞膜上に発現する抗原であり、本剤はこれに結合して細胞内に取り込まれ、リンカーの加水分解でSN-38が細胞内に遊離します。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 化学療法歴のあるホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
  • 化学療法歴のあるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(トロデルビ点滴静注用200mg)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。