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ドネペジル塩酸塩

アリセプトDアルツハイマー型、レビー小体型認知症治療剤

ドネペジルはアルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症の症状進行抑制に使われる経口薬です。脳内のアセチルコリンを増やし、記憶や思考を支える神経の働きを助けます。

ドネペジル塩酸塩はアルツハイマー型認知症治療剤として、日本ではアリセプトD錠の名称で流通しています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アリセプトD錠3mg、エーザイ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

脳の中で「手紙の配達人」であるアセチルコリンが、認知症では減ってしまっています。ドネペジルは手紙を回収してしまう「回収係」の働きを弱め、配達人を増やして脳内の連絡をスムーズにします。

平易に言うと

ドネペジルはアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを阻害します。この酵素は通常、神経伝達物質のアセチルコリンを分解しますが、ドネペジルによってその分解が抑えられることで脳内のアセチルコリンが増え、コリン作動性神経系の働きが賦活されます。

詳しく

ドネペジル塩酸塩は、アルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症で顕著に障害される脳内コリン作動性神経系に着目した製剤です。アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)を可逆的に阻害することにより脳内アセチルコリン量を増加させ、脳内コリン作動性神経系を賦活することで認知症症状の進行を抑制します。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

ドネペジル塩酸塩が「回収係」を弱めて配達人を増やす

アセチルコリンエステラーゼ(AChE)ドネペジル塩酸塩脳内のアセチルコリン
  1. 脳の中で「手紙の配達人」であるアセチルコリンが、認知症では減ってしまっています。
  2. ドネペジルは手紙を回収してしまう「回収係」の働きを弱め、配達人を増やして脳内の連絡をスムーズにします。
  3. ドネペジルはアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを阻害します。
  4. この酵素は通常、神経伝達物質のアセチルコリンを分解しますが、ドネペジルによってその分解が抑えられることで脳内のアセチルコリンが増え、コリン作動性神経系の働きが賦活されます。
アルツハイマー型、レビー小体型認知症治療剤(ドネペジル塩酸塩)の作用イメージ

ターゲット:アセチルコリンエステラーゼ(AChE)

神経伝達物質のアセチルコリンを分解する酵素で、認知症ではこの酵素の働きによって脳内のアセチルコリンが不足します。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(アリセプトD錠3mg)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。