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セフロキシム

オラセフ経口用セフェム系抗生物質製剤

セフロキシムは経口投与後に生体内で遊離し、細菌の細胞壁合成を阻害する殺菌作用を示すセフェム系抗生物質です。さまざまな細菌感染症の治療に用いられます。

セフロキシム アキセチルは経口用セフェム系抗生物質であり、日本ではサンドファーマ株式会社により販売されています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(オラセフ錠250mg、サンドファーマ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

セフロキシムは細菌が「壁」を積み上げる作業を邪魔し、もろい壁のままでは細菌が自壊してしまうように仕向ける薬です。

平易に言うと

セフロキシム アキセチルは腸管から吸収される過程でエステラーゼによりセフロキシムへと変換されます。セフロキシムは細菌の細胞壁合成酵素(ペニシリン結合タンパク)に高い親和性で結合し、細胞壁の構築を阻害することで細菌を殺菌します。

詳しく

セフロキシム アキセチルは吸収過程で腸管壁のエステラーゼにより脱エステル化され、生体内ではセフロキシムとして作用します。細菌細胞壁の合成を阻害する作用を示し、ペニシリン結合タンパクに対する結合親和性が高いことにより殺菌作用を発揮します。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

セフロキシム アキセチルが細菌の細胞壁合成を阻害する仕組み

細菌細胞壁のペニシリン結合タンパク(PBP)セフロキシム細菌の細胞壁合成
  1. セフロキシムは細菌が「壁」を積み上げる作業を邪魔し、もろい壁のままでは細菌が自壊してしまうように仕向ける薬です。
  2. セフロキシム アキセチルは吸収過程で腸管壁のエステラーゼにより脱エステル化され、生体内ではセフロキシムとして作用します。
  3. セフロキシムは細菌の細胞壁合成酵素(ペニシリン結合タンパク)に高い親和性で結合し、細胞壁の構築を阻害することで細菌を殺菌します。
  4. 細菌細胞壁の合成を阻害する作用を示し、ペニシリン結合タンパクに対する結合親和性が高いことにより殺菌作用を発揮します。
経口用セフェム系抗生物質製剤(セフロキシム)の作用イメージ

ターゲット:細菌細胞壁のペニシリン結合タンパク(PBP)

細菌が細胞壁を合成する際に必要な酵素です。この酵素が阻害されると細胞壁が完成せず、細菌は浸透圧の変化に耐えられず死滅します。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • セフロキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌
  • 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎(単純性に限る)、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(オラセフ錠250mg)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。