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ウステキヌマブ

ウステキヌマブBSヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤

ウステキヌマブは中等症から重症の活動期クローン病に対して用いられるヒト型抗IL-12/23p40モノクローナル抗体製剤です。IL-12およびIL-23が共通して持つp40サブユニットに結合し、これらのサイトカインが関わる炎症経路を遮断します。

ウステキヌマブは中等症から重症の活動期クローン病の導入療法として承認されたヒト型抗IL-12/23p40モノクローナル抗体製剤です。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ステラーラ点滴静注130mg、製造販売元(輸入):ヤンセンファーマ株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

クローン病では、免疫細胞が「間違った指令塔」からの信号を受け取り続けて腸管を攻撃し続けている状態に近いです。ウステキヌマブはその指令塔が発する二つの重要な伝令(IL-12とIL-23)の共通部品を捉えて封じ、炎症の連鎖を静めます。

平易に言うと

ウステキヌマブは、免疫の働きに関わるIL-12とIL-23という二種類のサイトカインが共通して持つp40というタンパク質の部品に結合します。この二つのサイトカインは、Th1細胞やTh17細胞を活性化させて腸管の炎症を維持する役割を持ちます。ウステキヌマブがp40を捉えることで、これらの炎症経路が抑えられ、クローン病の活動性を和らげることが期待されます。

詳しく

ウステキヌマブはヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体であり、IL-12(p70)およびIL-23が共有するp40サブユニットに高親和性で結合します。その結果、IL-12依存性のTh1分化およびIL-23依存性のTh17分化が抑制され、炎症性サイトカインの産生および免疫応答が減弱します。中等症から重症の活動期クローン病において、既存治療で効果不十分な症例の導入療法として承認されています。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

IL-12/IL-23阻害薬の働き

IL-12・IL-23ウステキヌマブTh1/Th17炎症
  1. IL-12とIL-23は、皮膚や腸管でTh1・Th17免疫応答を促すサイトカインである。
  2. 両サイトカインは、受容体に結合するためにp40サブユニットを共有している。
  3. 抗体がその共通のp40に結合するため、どちらのサイトカインも受容体に結合できない。
  4. Th1/Th17シグナルが静まり、乾癬やクローン病の炎症が和らぐ。
ヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤(ウステキヌマブ)の作用イメージ

ターゲット:IL-12/IL-23 共有 p40 サブユニット

IL-12およびIL-23は共通のp40サブユニットを持ち、Th1およびTh17細胞の分化を促すことで炎症性サイトカインの産生を促します。クローン病ではこれらの経路が過剰に活性化され、腸管の慢性炎症に関与します。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 中等症から重症の活動期クローン病の導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(ステラーラ点滴静注130mg)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。