レチファンリマブ(遺伝子組換え)
レチファンリマブは、切除不能な進行・再発の肛門管扁平上皮癌に使用される抗PD-1モノクローナル抗体製剤です。がん細胞が免疫の攻撃から逃れる仕組みを阻害し、体内のT細胞が再び腫瘍を攻撃できるようにします。
レチファンリマブ(遺伝子組換え)は、切除不能な進行・再発の肛門管扁平上皮癌に対する抗PD-1モノクローナル抗体製剤として、日本で承認されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(ジニイズ点滴静注500mg、インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
がん細胞は「白旗」のようにPD-L1を掲げてT細胞に「攻撃しないで」と信号を送り、免疫の目をくらませようとします。レチファンリマブはその白旗を遮る盾となり、T細胞が再びがん細胞を認識して攻撃できるようにします。
平易に言うと
レチファンリマブはヒトPD-1に対するヒト化抗体です。PD-1はT細胞の表面にある「ブレーキ」の役割を果たす受容体で、通常は免疫が過剰になるのを防ぎますが、がん細胞はこの仕組みを利用して免疫攻撃から逃れます。レチファンリマブはPD-1に結合し、PD-1とそのリガンド(PD-L1・PD-L2)との結合を阻害することで、T細胞の抗腫瘍活性を高め、腫瘍増殖を抑えます。
詳しく
レチファンリマブはヒトPD-1に対するヒト化モノクローナル抗体であり、PD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害します。これにより、PD-1経路を介したT細胞の抑制シグナルが遮断され、がん抗原特異的なT細胞の活性化と腫瘍細胞に対する細胞傷害活性が亢進します。その結果、腫瘍増殖の抑制が期待されます。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
レチファンリマブがPD-1経路のT細胞抑制を解除する仕組み
- がん細胞は「白旗」のようにPD-L1を掲げてT細胞に「攻撃しないで」と信号を送り、免疫の目をくらませようとします。
- レチファンリマブはヒトPD-1に対するヒト化モノクローナル抗体であり、PD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を阻害します。
- これにより、PD-1経路を介したT細胞の抑制シグナルが遮断され、がん抗原特異的なT細胞の活性化と腫瘍細胞に対する細胞傷害活性が亢進します。
- レチファンリマブはPD-1に結合し、PD-1とそのリガンド(PD-L1・PD-L2)との結合を阻害することで、T細胞の抗腫瘍活性を高め、腫瘍増殖を抑えます。
ターゲット:PD-1(プログラム細胞死受容体1)
活性化されたT細胞の表面に発現する抑制受容体です。PD-1がPD-L1やPD-L2と結合するとT細胞の働きが抑えられ、がん細胞が免疫攻撃から逃れる手助けになります。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 切除不能な進行・再発の肛門管扁平上皮癌
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(ジニイズ点滴静注500mg/レチファンリマブ)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- ジニイズ®の作用機序|インサイト・ジャパン 医療関係者向け情報
インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。