レボフロキサシン
レボフロキサシンはニューキノロン系に属する経口抗菌薬です。細菌のDNA複製に必要な酵素を阻害し、殺菌的に細菌を排除することで幅広い感染症を治療します。
レボフロキサシンはニューキノロン系に分類される広域経口抗菌薬であり、日本ではレボフロキサシン錠250mg「トーワ」として東和薬品株式会社より販売されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(レボフロキサシン錠250mg「トーワ」、東和薬品株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
細菌が増えるためには自分の設計図(DNA)を正確にコピーする必要があります。レボフロキサシンはそのコピー作業に必要な「はさみ」(DNAジャイレース)を止めてしまい、細菌が設計図を複製できないようにすることで増殖を止めます。
平易に言うと
レボフロキサシンは細菌のDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVという2つの酵素に作用し、DNAの複製を阻害します。これにより細菌は自分のDNAをコピーできなくなり、殺菌的に増殖が抑えられます。抗菌作用はオフロキサシンの約2倍の強さを持ち、広範囲の細菌に有効です。
詳しく
レボフロキサシン水和物はオフロキサシンの光学活性S体であるレボフロキサシンを含むニューキノロン系経口抗菌製剤です。細菌のDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVに作用してDNA複製を阻害し、MIC付近の濃度で溶菌を示す殺菌的な抗菌作用を発揮します。DNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIV阻害活性はオフロキサシンの約2倍の強さを示します。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
レボフロキサシンはコピー作業のはさみを止める薬
- 細菌が増えるためには自分の設計図(DNA)を正確にコピーする必要があります。
- レボフロキサシンはそのコピー作業に必要な「はさみ」(DNAジャイレース)を止めてしまい、細菌が設計図を複製できないようにすることで増殖を止めます。
- レボフロキサシンは細菌のDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVという2つの酵素に作用し、DNAの複製を阻害します。
- 抗菌作用はオフロキサシンの約2倍の強さを持ち、広範囲の細菌に有効です。
ターゲット:DNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIV
細菌のDNA複製と染色体分配に必須の酵素。阻害されることで細菌はDNAを複製できなくなり、増殖が停止します。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 適応菌種に由来する感染症
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(クラビット錠250mg)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- Levofloxacin 500mg tablets - Summary of Product Characteristics (SmPC) | (emc) 12153
electronic Medicines Compendium (emc)
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。