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セツキシマブ

アキャルックス抗体-光感受性物質複合体

セツキシマブ サロタロカンナトリウムは切除不能な頭頸部癌に用いられる抗体-光感受性物質複合体です。腫瘍細胞表面のEGFRに結合し、レーザ光照射により腫瘍細胞の細胞膜を傷害します。

セツキシマブ サロタロカンナトリウムは切除不能な頭頸部癌の治療に用いられる抗体-光感受性物質複合体であり、日本では楽天メディカル株式会社により販売されています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アキャルックス点滴静注250mg)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

セツキシマブ サロタロカンナトリウムは、腫瘍細胞の表面にあるEGFRという目印に光のセンサー付きの矢を当てます。そこに特別な光を当てると、矢が細胞の膜を壊して腫瘍細胞を破壊します。

平易に言うと

セツキシマブ サロタロカンナトリウムはキメラ型抗EGFRモノクローナル抗体(IgG1)に光感受性色素IR700を結合させた抗体薬物複合体です。腫瘍細胞表面のEGFRに結合した後、波長690 nmのレーザ光を照射すると、IR700が光化学反応を起こし腫瘍細胞の細胞膜を傷害して殺細胞効果を示します。

詳しく

セツキシマブ サロタロカンナトリウムは、キメラ型抗ヒト上皮成長因子受容体(EGFR)モノクローナル抗体(IgG1)であるセツキシマブと光感受性物質である色素IR700を結合させた抗体薬物複合体です。腫瘍細胞の細胞膜上に発現するEGFRに結合し、波長690 nmのレーザ光照射により励起されたIR700が光化学反応を起こし、腫瘍細胞の細胞膜を傷害することにより殺細胞効果を示すと考えられます。詳細な作用機序は解明されていません。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

抗EGFR抗体の働き

EGFR受容体セツキシマブ腫瘍増殖シグナル
  1. 一部の腫瘍細胞表面で、EGFRは増殖シグナルをオンにする成長因子リガンドを待っている。
  2. 抗体がEGFRの細胞外領域に結合し、リガンドの結合部位を物理的に覆う。
  3. 受容体がブロックされ、リガンドは細胞内のキナーゼカスケードを起動できなくなる。
  4. EGFRシグナルに依存する腫瘍細胞は増殖が鈍り、免疫による排除対象となることもある。
抗体-光感受性物質複合体(セツキシマブ)の作用イメージ

ターゲット:EGFR(上皮成長因子受容体)

腫瘍細胞の細胞膜上に発現する受容体で、増殖シグナルの伝達に関わります。本剤はこの受容体を標的として光化学反応による細胞傷害を起こします。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(アキャルックス点滴静注250mg)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。