セルトリズマブペゴル
セルトリズマブペゴルは関節リウマチに用いられるペグ化抗TNFα抗体Fab'断片です。血中のTNFαを中和し、関節の炎症と構造的損傷の進行を抑えます。
セルトリズマブペゴルは関節リウマチの治療に用いられるペグ化抗TNFα抗体Fab’断片製剤であり、日本ではユーシービージャパン株式会社により販売されています。
本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(シムジア皮下注200㎎シリンジ)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。
作用機序
薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。
たとえ話
関節リウマチでは、TNFαが「消えない火種」のように関節に炎症を絶えず送り続けています。セルトリズマブペゴルはその火種を一つずつ捉えて消し、関節への炎症の広がりを抑えます。
平易に言うと
セルトリズマブペゴルはTNFαという炎症を促す物質に高い親和性で結合し、その働きを中和します。ペグ化されたFab'断片という構造を持ち、血中で長く効き続ける一方、Fc領域を持たないため免疫細胞を直接活性化しにくい特徴があります。単球からの炎症性サイトカイン産生も抑え、関節の炎症と構造的損傷の進行を緩やかにします。
詳しく
セルトリズマブペゴルはヒトTNFαに対して高い結合親和性を示し、その生物活性を選択的に中和するとともに、単球からの炎症性サイトカインの産生を抑制します(in vitro)。ペグ化ヒト化抗TNFαモノクローナル抗体のFab'断片であり、Fc領域を含まないため補体依存性細胞障害や抗体依存性細胞傷害は起こしにくいとされます。
アニメーションで仕組みを見る
仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。
セルトリズマブペゴルはその火種を一つずつ捉えて消し、関節への炎症の広がりを抑えます
- 関節リウマチでは、TNFαが「消えない火種」のように関節に炎症を絶えず送り続けています。
- ペグ化されたFab'断片という構造を持ち、血中で長く効き続ける一方、Fc領域を持たないため免疫細胞を直接活性化しにくい特徴があります。
- セルトリズマブペゴルはヒトTNFαに対して高い結合親和性を示し、その生物活性を選択的に中和するとともに、単球からの炎症性サイトカインの産生を抑制します(in vitro)。
- 単球からの炎症性サイトカイン産生も抑え、関節の炎症と構造的損傷の進行を緩やかにします。
ターゲット:TNFα(腫瘍壊死因子α)
炎症性サイトカインの一種で、関節リウマチでは過剰に産生され、関節の炎症や骨破壊を促進します。
承認された適応
適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。
Japanでの承認適応
PMDA- 関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
公式ソース
このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。
- PMDA 医療用医薬品添付文書(シムジア皮下注200㎎シリンジ)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
- DailyMed 医薬品添付文書(CIMZIA)
UCB, Inc.
このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。
MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。