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アカルボース

アカルボース糖尿病食後過血糖改善剤(α-グルコシダーゼ阻害剤)

アカルボースは食後の血糖上昇を抑える経口血糖降下薬です。小腸での糖の分解を遅らせることで、食後の著しい血糖上昇を穏やかにします。

アカルボースは糖尿病の食後過血糖改善に用いられるα-グルコシダーゼ阻害剤であり、日本では後発医薬品として流通しています。

本ページの効能・効果および作用機序は、PMDA 公開の添付文書情報(アカルボース錠50mg「サワイ」、沢井製薬株式会社)に基づき平易に再構成したものです。用法・用量については医師の処方と最新の添付文書をご確認ください。

作用機序

薬が体の中で何をするかを説明します。用量・副作用・安全性の説明ではありません。

たとえ話

食事後の糖が「一気に流れ込むシャワー」のように小腸から血液中へ吸収される状態に例えると、アカルボースはそのシャワーの水量を絞り、糖がゆっくりと吸収されるようにする薬です。小腸の糖分解酵素の働きを穏やかにすることで、食後の血糖上昇をゆるやかにします。

平易に言うと

アカルボースは小腸の粘膜にあるα-グルコシダーゼという酵素の働きを阻害します。この酵素は食事から摂った炭水化物をブドウ糖に分解する役割を担っており、その働きが抑えられることで糖の分解・吸収が緩やかになります。結果として、食後の急激な血糖上昇が抑制されます。

詳しく

アカルボースは小腸粘膜微絨毛膜に存在するグルコアミラーゼ、スクラーゼ、マルターゼを用量依存的に阻害するほか、膵液及び唾液のα-アミラーゼを阻害し、食後の著しい血糖上昇を抑制します。

アニメーションで仕組みを見る

仕組みを分かりやすくした模式図です。縮尺や形は実際のものではありません。

糖がゆっくりと吸収されるようにする薬です

グルコアミラーゼ、スクラーゼ、マルターゼアカルボース食後の血糖上昇
  1. アカルボースは小腸の粘膜にあるα-グルコシダーゼという酵素の働きを阻害します。
  2. この酵素は食事から摂った炭水化物をブドウ糖に分解する役割を担っており、その働きが抑えられることで糖の分解・吸収が緩やかになります。
  3. アカルボースは小腸粘膜微絨毛膜に存在するグルコアミラーゼ、スクラーゼ、マルターゼを用量依存的に阻害するほか、膵液及び唾液のα-アミラーゼを阻害し、食後の著しい血糖上昇を抑制します。
  4. 結果として、食後の急激な血糖上昇が抑制されます。
α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース)の作用イメージ

ターゲット:小腸粘膜のα-グルコシダーゼ(グルコアミラーゼ・スクラーゼ・マルターゼ)

小腸の粘膜表面にある酵素群で、食事から摂取された二糖類や寡糖をブドウ糖などの単糖に分解します。この酵素の働きが過剰になると、食後の糖吸収が速まり血糖が急上昇します。

承認された適応

適応は国によって異なり、変わることがあります。必ず最新の添付文書に従ってください。

Japanでの承認適応

PMDA
  • 糖尿病の食後過血糖の改善(ただし、食事療法・運動療法によっても十分な血糖コントロールが得られない場合、又は食事療法・運動療法に加えて経口血糖降下薬若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な血糖コントロールが得られない場合に限る)

公式ソース

このページの記述は、以下の記録に遡ることができます。

  1. PMDA 医療用医薬品添付文書(アカルボース錠50mg「サワイ」)

    独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

このページは、薬が体の中でどう働くかをやさしく説明するためのものです。使うときの注意は、お手元の説明書か薬剤師さんにご確認ください。

MedUnfold は教育目的のコンテンツであり、医療上のアドバイスではありません。必ず最新の添付文書と医療専門家の指示に従ってください。